わたし流子育てマニュアル
脳育カウンセラーの池田りえです。
少し前に2歳児(女の子)のママから相談がありました。
怒ったときに手をあげちゃうこともあるんです。
2歳といえばイヤイヤ期。
そして、ママは第2子を出産したばかり。
上の子との時間を十分とることができないそうです。
赤ちゃんには付きっ切りでお世話しなきゃいけない時期だから
愚図られたり、言うこと聞かなかったり、泣きわめかれると
もうとまらないそうです。
そして叩いちゃったあとに、ものすごく後悔するんですって。
出産直後はホルモンバランスが安定してないので、
気分のむらが激しく、
ちょっとしたことでもイライラしがち。
その上、魔の2歳児の対応。
ツラいですよね。
でも、敢えて書かせてもらうと、
叩いても問題解決にはなりません。
(分かってるけど、出来ないから悩んでるんですよね。)
当たり前のことを書いちゃってごめんなさい。
恐怖を与えることで性格が歪んでしまう
よく、子どもをしつけるために体罰を与えると主張する方がいます。
怒鳴ったり、叩いたりして子どもを言う通りにさせても、
それは恐怖から親の言うことを聞くのであって、
親の思いを理解しているからではないんです。
子どもに暴力を振るうことで
子どもの脳はダメージを受けて性格が歪んでしまいます。
叩かれて言うことをきいても、恐怖がなくなればまた同じことをするでしょう。
親の行動は全て子どものお手本となります。
体罰を是とするなら、
気にいらないことがあれば、暴力で言うことを聞かせていいんだと教えていることです。
だから、友達にも同じことをするだろうし、
子どもが体力的に親を超えた時、親に対しても同様の仕打ちをするようになります。
だから、私たちは暴力で解決するのではなく、
話しあいや他の方法で解決することを子どもに伝えていかなくてはいけません。
怒りを鎮める方法
怒りを鎮めることは難しいかもしれませんが、
怒りに対処する方法はあります。
心理学では怒りは「第2感情」
つまり、〇〇を期待していたのに、それが叶わなかったから怒りとして現れていると解釈します。
「お手伝いしてくれると思ってたのに、忘れちゃったんだね」
という悲しさ。
「勉強するって約束したのに、やってないんだね。」
という寂しさ。
「他の子は出来てるのに、どうしてうちの子はできないの」
という不安や焦り。
怒りの前にはこんな気持ち(第一感情)があったのに、
上手に処理できなかったから怒りとして現れてしまいます。
だから、怒ったとき、
自分にはどんな第一感情があったのかを見つけましょう。
怒りの裏側にある本当の感情を見つけて、
それを相手に伝えることで怒りは落ち着いていきます。
次にイラっとしたら、第一感情を見つけて見てください。
「ああ、わたし今、不安だったんだな、心配してたんだな」
そう自覚したら、相手に伝えてください。
「ママね、〇〇ちゃんがいなくなっちゃったから不安になってとっても怖かったんだよ。」
伝え方は理由+感情です。
最初は難しいです。
でも、イラッとするたびに、自分はどう感じてたのかを探る癖をつけていくと、
自然と子どもに手をあげることは無くなります。
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